その年のアニメ業界に貢献した人・団体を表彰する
「アニメーション神戸」が11月19日に開催されました。
http://www.xebec.co.jp/anime-kobe/(アニメーション神戸)
今年は「涼宮ハルヒの憂鬱」が作品賞・テレビ部門・
主題歌賞を受賞。
製作スタッフが壇上に上がると同時に、主題歌を歌う声優三名の
ステージが見られる、と前評判もそこそこ。
入場券は抽選で、競争率は高め。
例年なら、そこいらの映画館より大きなホールを借り切っていた
くらいですからね。今回は小学校の教室二つ分ほどの面積で。
倒産寸前の自治体リストで神戸市がトップに掲載されているだけに、
開催されるだけでもありがたいと思うべきなんでしょうか。
私はなんとか抽選に当たったので、式の最初から見せていただけました。
2006年度のアニメーションに貢献した方々を表彰する場なので、
つい最近楽しんだ作品のスタッフが次々と壇上へ。
「時をかける少女」の細田守監督を拍手できたのが、
個人的には最もうれしいことでした。
期待されていた「涼宮ハルヒの憂鬱」では、主役の声をあてている
平野綾さんが体調を崩されて欠席。
そのため、主題歌のライブステージはなし。
代わりに製作スタッフ・声優のトークに時間があてられました。
表彰式の際に監督が「このアニメの舞台はこの神戸で・・」
と話されていたのを、ステージの外に出た市長が「うむ」という感じで
聞いていたりと、ストーリーよりもロケハンの話が主になりました。
後藤邑子さんが「わかる人だけわかってもらえれば」と、
「ぽんこつをやってください」と役を依頼された話も出つつ、
続編については「まだっ、今の時期に私はなにも言えないんですっ・・」
と監督が思いっきり頭を下げて、しかし笑顔で答える場面もありました。
新しいアニメの話題もありつつ、ドラえもんの旧声優陣や
グループ・タックの代表のお話も聞けるのが濃いところで。
他人の絵柄にあわせて欲求不満になったアニメーターが
自分の絵柄で作りたいものを一人で作ったのが「日本むかしばなし」
だったというのが初耳で。
アニメーターそれぞれが技法を試す意欲的な番組だったんですね。
それを現在のゴールデンタイムに再放送して、そこそこの視聴率を獲得。
あの頃の職人たちがやったことは間違っていなかったんだなと語る
タックの代表は、トロフィーを手にとても誇らしそうでした。
このアニメーション神戸のスタッフを務める大地丙太郎監督も、
桜井弘明監督と共に制作したオーディオドラマを発表。
演じるのは声優志望者で素人が主ですが、突っ込みの間に
「十兵衛ちゃん」や「だぁ!だぁ!だぁ! 」っぽいなぁと感じる所が。
まぎれもなく監督たちの色がついていて、楽しめそうです。
ウェブサイトでドラマの音声データが配信されているんですが、
現在、どうにも聞けない状況で。
とりあえず、アドレスだけ貼っておきます。
http://www.kobe-digicon.net/(神戸ピッグマンショー)
アニメーション神戸が来年も開催されるのならば、
やはりもう少し広い会場を望みたいところです。
ハウルのゴタゴタをくぐり抜けて「時をかける少女」を成功させた
細田守監督はもっと大きな拍手で迎えるべきだ、とも思いましたし。