上映中のアニメ映画「
サマーウォーズ」。
大阪の上映館・梅田ブルク7では、本日8月22日に
細田守監督を招いての舞台挨拶・ティーチインが開催されました。
○映画「サマーウォーズ」公式サイト上映後、劇場のステージに細田守監督が登場。
進行役の広報さんが「サマーウォーズを観るのは二回目という人は」
と聞けば、客席の三分の一ほどが手を挙げる
熱心なファンの多いイベントとなりました。
(12回目って人もいましたね)
ステージに上がった関係者が一方的に話をするだけの舞台挨拶ではなく、
会場からの質問に細田監督が答えてくださる形式。
映画を見終わった後のファンに対する話なので、
とあるシーンの後、主人公の心にずっと響いていたであろう言葉と、それに基づいた行動の解説など、書いてしまえば
ネタバレになりそうな部分は割とあり。
(それをふまえてサマーウォーズを観ると
彼の成長物語をまた違った感動でみられそうで・・なんという商売上手だ監督)
ネタバレにならない程度の話におさえて、ティーチインの内容を書かせていただきます。
(以下、内容は要約した部分があります)
・(質問)劇場版デジモンアドベンチャー・ぼくらのウォーゲームとサマーウォーズは
電脳世界という似た世界設定で展開する、
共通した部分がありますが、何か意図的な部分はあったのでしょうか?
(監督 要約)デジモンアドベンチャーに限らず、これまでに制作してきた
様々なアニメから受け継いでいるものがある。
(デジモンについて語りつつ)
演出家になって2、3年目で劇場版をやらせてもらって、
制作をする中で学ばせてもらってきた。
20分の短編映画で成功できた経験で、次の40分をやり、
そして長編映画に繋がっている。
・(質問)監督が、このシーンはおすすめだと言うところは?
(監督)逆に聞くんですが、かずまはどうでした?
(かわいかったです、と女性の質問者答える)
最初っから男の子に見えていました?(会場笑い)
あのキャラクターはゲゲゲの鬼太郎がモチーフなんですよ。
片目が隠れているでしょう。
で、なんでしたっけ質問は。おすすめ?そりゃ全部ですよ(笑)
・(質問)時をかける少女でも、サマーウォーズでも夏の設定になっていますが、
この季節を選ぶ理由は?
(監督 要約)成長物語を描く上で、この年代の子供が成長するのは夏なのだと思う。
また、親戚が一同に集まる機会は正月、もしくは盆の時期で。
サマーウォーズはおばあちゃんの誕生日を8月1日として設定もしつつ、
そういう理由から夏を選んだ。
・(質問)好きなキャラクターは?
(監督)一人にはなかなか決められない。
主人公の健二は、主人公らしくないかもしれないが、
彼のがんばりで、家族がやる気になった部分はある。
彼が(とあるシーン)で(とあるセリフ)ときっぱり言っていたけれど、
ああいうセリフはなかなか言えるものじゃない。
そういったがんばりを観てもらえれば。
・(質問)映画を作るまでに何回くらい失敗して、何時間くらいかかりましたか?
(監督)君は何歳・・小学五年生?(と場内も驚く)
失敗の回数といえば、まず最初にお話をシナリオという形で書いていくんですが、
そこで8回書き直しています。
その後もいろいろやりなおしている部分があって、
失敗の回数は・・君は何回失敗したと思ってた?
(100回くらい、と質問者が答えて)うーん、もうちょっと多い(笑)
そうして完成するまで3年かかったんです。
(ええええ、と質問者の驚きに監督、会場笑い)
3年前といえば君(質問者)が小学二年生の頃だからね。
大人にとって3年と言えばあっという間だけど。
子供とは時間の感覚がまるで違いますね。
ヒロインを演じている桜庭ななみさんにも
3年前からサマーウォーズを作っていると言ったら、
その頃にはまだ中学二年生で、この業界にも入っていなかったと
驚かれました。
(じゃあ次の作品も三年後ってところでしょうか?と司会に聞かれ)
そんなことをいうと、あっちにいるプロデューサーが怖い顔をしますから(笑)
・(質問)時をかける少女とサマーウォーズはスタッフが同じですが、
スタッフはどうやって決めているのですか?
(監督 要約)脚本の奥寺佐渡子さんと、キャラクターデザインの貞本義行さんには
サマーウォーズの制作を決める前から、「次の仕事もぜひ」と声をかけさせて
いただいていた。
この方とまた仕事をしたい、と思ったからで、仕事を受けていただいたのは
相手も同じように思ってくれていたからだろう。うれしいことです。
長々と書いてしまいましたが、こんなところで。
30分くらい、たっぷりとお話をうかがえました。
自分も手を挙げようとしていたのですが、劇場版デジモンとサマーウォーズに
共通点が多いところは他の方が質問をしてくれました。
いろんなところで質問される話でしょうけど。やはり直接うかがいたいですよね。
個人的に気になったのは。
>(じゃあ次の作品も三年後ってところでしょうか?と司会に聞かれ)
>そんなことをいうと、あっちにいるプロデューサーが怖い顔をしますから(笑)
次の細田監督作品を三年以内に公開することを目指して、
プロデューサーも共に動き出していると解釈していいんでしょうか。
三年以内とは言わず、すぐにでもまた細田監督の新作を観たいものです。
梅田ブルク7のロビーには、細田守監督と
主役 小磯健二役の声優・神木 隆之介さんの
サイン入りポスターが展示されています。
映画を観た際にはぜひこちらも観て帰ってください。
